2010年5月アーカイブ

雲取山は様々な鳥の鳴き声を聞くことが出来ました。
声はすれども......ということで、鳥と出会ったり、ましてや写真撮るのはけっこうたいへんです。

というわけで、貴重な(笑)ショット。

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拡大

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ルリビタキ。これはわかりやすい。キレイ。


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どこ?

中央部の二股になっている木のまたの部分を思いっきり拡大
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コゲラ、でしょうか? ドラミングしていたように思いますが、確定は出来ず。

ズームアップするとぶれる、寄ると逃げる、というわけで難しいです。お粗末。


テストエントリ。
短縮URLがうまくいかないので、プラグインをバージョンアップ → NG
短縮URLホストを、BitLyに変更
Bitlyにサインアップして、APIキー取得してセットアップ、OK。
翌朝...シームレスな感じですが。

 4時頃起床。朝食は4時半からとのこと。
 すでに食堂前には列ができはじめていたが(笑)、とりあえず外出てタバコ吸う。トイレこのあと混みそうだったので、とりあえず行っておく。
 山岳救助隊(埼玉県警)の皆さん、薄暗い中山頂に向けて出動。この時間に出れば山頂で日の出拝める...って、そういう問題ではないか(笑)。
 中はいるとちょうど食堂が開いたので、列の後ろに並び、あっさりと着席。まだ10人くらい余裕ある。昨晩はしなかったおかわりもいただく。ちなみに「ご飯はおかわり自由、ただし大盛り3杯まで」とのこと。頼めば4杯目もOKだと思いますが、まあそういうネタ(笑)。

 日の出時刻は4:49だったか。食事終えて外に出るとちょうど日の出。

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 東向きの部屋からは、窓から見えるのでそこで見る人も多し。その方がよく見える(笑)。

 部屋戻って身支度。ちょっと頭痛がしたので奥さんにバファリンもらう。お湯沸かしてコーヒー飲もうかとも思ったが、水場が歯磨きの人で混んでいたので、出発することにした。部屋の隅で夜用のヒートテックのタイツを脱ぎ、サポートタイツに履き替える。同室の女性は空いてる部屋見つけて着替えていたよう。まあそのへんは臨機応変にみんなうまくやってます。

 今日は三峰に戻る(車なので当然ですが)。山頂行ってから山荘戻って下山、の人も多いが、我々はそのまま下山することに。奥多摩側に降りる人は否応なしに山頂経由、巻き道もあるらしいけどもったいないよね。6時前に出発。

 昨日とは違う道、という方針で、巻き道に進む。稜線の東側なので、朝日が気持ちいい。「大ダワ」で昨日の道と合流。問題はこの先、昨日ショートカットした「芋ノ木ドッケ」のピーク。

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いきなりけっこう急登。

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ショートカットルートよりも踏み跡が少なく、よりいっそう原生林の面影を強く残しているルート。

 途中で雲取方面に向かう人とすれ違う。トレラン風。
「下からですか?」と聞くと
「いえ途中で一泊」とのこと。
どこで泊まったかまでは聞けず。ただこの時間(まだ6時台)なので、それほど遠くはないはず。よく考えればどこから上がってきたにしろ、下からは無理だな(笑)。

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芋ノ木ドッケのピーク付近。酉谷山への分岐点となっている。
ちなみに雲取山に続く、東京都標高第二位地点。

 ここから下り、北側斜面なので雪がけっこう残っている。踏み跡がわかりずらく、ロストしそうになった。Garminで確認して修正、雪が少なくなっているところで踏み跡再発見して事なきを得る。雪の上の踏み跡は、イマイチ当てにならない(笑)。我々の踏み跡も迷ってます。あとから来る方、すいませんでした。

 そうこうするうちに分岐点に到着。先行グループ(7人パーティー)のリーダー?の人に
「酉谷から来たの!?」
と驚かれるが、
「いえいえ、雲取山荘からですよ」
と。このグループとは、その後も抜きつ抜かれつで何度か顔を合わせることになる。

 ここからは昨日と全く同じルートで、白岩山で鹿に挨拶、白岩小屋、前白岩、お清平と経由して、霧藻ヶ峰でコーヒー飲む。

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霧藻ヶ峰から両神山

 霧藻ヶ峰からはひたすら下り。ブランクもあってか身体にダメージ感じたので、ゆっくり降りる。奥宮分岐から先は、ハイキングと思われる皆さんが続々上がってくる。すれ違った女性に
「どこから降りてきたの?」
と聞かれ、
「雲取山荘から」
と応えたら
「えー、それじゃもう5時間以上も!!」
と驚かれた。
 そりゃまあ、登山じゃなければ、まだ午前中なのに、5時間歩いてきた人とすれ違う事はないよなぁ(笑)。

 というわけで11時下山。
 三峰神社内の施設にも温泉があって入浴できる(しかもタオル付き500円、安い!)ようだったが、続々下から神社に車が上がってきているので早々に帰路に。途中の道の駅「大滝温泉」で、入浴と食事。ちょうどお昼と言うこともあってかかなりの混雑。お湯はなかなか良い湯だった。

 残念だったのは食堂。空席がなかなかなくて、やっと座ったと思ったら、厨房が人手不足で周りの席に座っている人たちのテーブルにもまだ食事が出ていない。あちゃーと思っていたら案の定、注文から30分後にやっと食事にありつく。湯冷めするっつの(笑)。
 そばをいただくが、なんだか出汁の味が薄い。......これはのちほど、車内でプリッツ食べたときに、塩気を感じなかったので、こっちの問題だと判明。汗かきすぎで塩気を感じなかったようだ......。まあちゃんと打ってある腰のある蕎麦だったと思います(テキトーですいません)。

 売店で「みそポテト」を買って、再び帰路に。順調に関越の花園を目指す...が、市内手前から大渋滞。西武秩父駅付近は、歩道もかなりの人出になっている。
 秩父市民の憩いの場「羊山公園」の芝桜が見頃ということで、大勢集まっていたようだ。

 市街地抜けても渋滞収まらず、この先長瀞あたりも人が出ていると考えると花園まで解消は見込めず、さらに時間遅くなると関越の渋滞もひどくなる、ということで定峰峠に向かう。
 東秩父を抜けて小川町まで抜ける道だが、道幅が所々狭いので、あまり抜け道としておすすめは出来ない山道(笑)。

 こっちは順調で、東松山から関越に。関越もほぼ渋滞無し。練馬も4km渋滞となっていたが、行ってみたら渋滞といえるのは最後の300mほど。渋滞と言うよりは信号待ち(笑)。

 順調だったので眠くもならず、5時帰宅。さすがに眠くなってすぐに爆睡。

 というわけで、唐突にまとめますが、雲取山、素晴らしかったです。天候にも恵まれましたが、杉並木、原生林、鳥の鳴き声、キツツキのドラミング。
 問題は人大杉、なんですが、三峰側からだとそれほど多くないです。山荘だけ。
 霧藻ヶ峰休憩所のご主人によると、この季節(5月いっぱい、入梅まで)と、紅葉シーズンはまあこんなもんだと。それ以外の季節はそれほど混まないとのこと。
 高尾山からのステップアップに最適......と、誰か言ったんでしょうか? 山ガールっぽい人いっぱい見たような(笑)。

 山頂往復を日帰りでやると、おそらく最短の鴨沢からでも8?10時間かかっちゃうのでちょっとキツイ。山荘はキレイで女性も安心ですが、この季節はさすがに厳しい、というあたりでやや敷居が高いですが、危ないところもほぼ無いし、本格的に登山する気があるならすごく良い山と思いました。

 山が好きになる山。富士山行く前に是非(笑)。
登った。

 東京都最高地点となるこの山、ルートは主に奥多摩側から北上、または秩父側から南下、となる。
今回は秩父側から南下。理由は秩父の方がなじみ深いから(笑)。
 どちらのルートでも日帰りは可能だが、かなりの長丁場となるので、頂上近くの「雲取山荘」に一泊とした。

 GWの渋滞を避け、4時半に出発。関越はかなり車多いが、多少詰まるも、渋滞というほどのことはなく、花園までほぼ順調に流れる。秩父市内を抜けて登山口となる三峰神社に。途中秩父湖手前のトンネル&二瀬ダムの堤上を通るルートは、かなりスリルがあって楽しかった。
 三峰神社近くになると「ツツジ街道」と名付けられた山道、すでに咲き始めている。

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 7時到着、三峰神社の駐車場は、すでにけっこうな数の車。ネット上で「一回500円」と書いてあったのを見かけたが、2日分1000円を支払う。まあゴールデンウィークだしね(笑)。

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山岳仕様(?)のパトカーも止まってた。

 7時半登山開始。しばらくは三峰神社「奥宮」(妙法ケ岳)への参道で、コンクリ舗装の杉並木。鳥居をくぐると登山届けの提出場所があって、ここから登山道。このあたりは杉が植林されて整備されている。
 15分ほどダラダラ登ると、妙法ヶ岳への分岐。こちらを経由して雲取山に向かうことも出来るが、省エネのためスルー。まだ練習中のウグイスの声を聞きながら、最初のピークとなる霧藻ヶ峰へ。
 急になったり、なだらかになったり、杉の植林から徐々に広葉樹の原生林になってきたり、鳥の鳴き声のバリエーションが徐々に変わってきたり、といった変化を楽しみながら2時間弱で霧藻ヶ峰に到着。三角点を過ぎると「秩父宮」さまご夫妻のレリーフが岩盤に据えられており、そのすぐ先に霧藻ヶ峰休憩所。

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 霧藻ヶ峰は秩父宮様来訪時に命名。それまでは黒岩山または地蔵峠と呼ばれていたらしい。
 霧藻ヶ峰休憩所で、コーヒーを頼んでしばし小休止。小屋主に
「もうけっこう登ってますか?」
と尋ねると
「ん、まあまあかな。このあとバス組が来るからそれで一気に登ってくよ」
とのこと。額に入った秩父宮妃殿下の写真を見せてもらう。

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これから本番、とはいえけっこう混んでます。

 霧藻ヶ峰からはちょっと下って「お清平」(お経平)へ。ここから再び登りに入り、前白岩山までけっこうな急登となる。前白岩から白岩小屋を経て、白岩山頂へ。上り下りをくりかえす。途中、下山中の山岳警備隊の人から
「雲取まで? 朝登ったけど山頂の手前はガチガチに凍ってた。アイゼン無いとヤバイよ」
とのアドバイスいただく。ここまでは登山道上に雪はなかったが、この先徐々に雪道も混ざってくる。

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とはいえ、まあ問題ないレベル。

 2時間ほどで白岩山頂に到着。鹿が出迎えてくれた。
 ちょうどお昼になったのでテーブルでコーヒー入れて昼食。もちろん鹿に食べ物は与えないが、後続のパーティがあっさりおにぎりだの梅干しだのチョコだのを与え始める。山頂で待ってるってことはまあ、そういうことだよね。三峰から上がってくれば、ちょうど昼食に良い場所だし。

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 昼ご飯食べて出発。しばらく下って「芋ノ木ドッケ」(芋木ノドッケ)へ。この辺はかなりうっそうとした原生林となっている。特定は出来ないがキツツキの類の鳥が木をつつく音がそこかしこから聞こえてくる。ここから「大ダワ」まで、二軒小屋尾根を越える稜線ルートと巻き道があるが、省エネのため巻き道へ。巻き道と行っても距離はかえって短い、ショートカットルート。大ダワからは最後の登り。ここも巻き道と稜線ルート(男坂)があるが、ここは男坂へ。遠回りはしたくない(笑)。
 ほぼ登り切ったところで「雲取ヒュッテ」跡に。

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10年ほど前、雲取山荘開業とともに廃棄されたとのこと。

 ここから天場を右に見つつ、5分ほどで雲取山荘到着。ちょうど2時頃。

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入り口には鯉のぼり。築10年と言うことでまだ新しくてきれい。

 小屋前のテーブルで十数人ほど休憩していた。横に座って一服していると、小屋番の方が
「受け付け開始しまーす」
と声をかけてくれたので、とりあえず受付済ませて部屋へ入る。
「少なくとも14人は入るからねー」
と案内された部屋はたぶん8畳ほど。おいおい、と思いつつも今考えてもしょうがないので、ザック置いて山頂に向かう準備をして、再度出発。
 小屋番さんから
「アイゼン持ってる?」
と聞かれ、ポケットをたたいて「ありまーす」と応え出発。
 山頂までは約30分。グズグズの雪道。まあ登りは何とかなる。トレランの人が数人、運動靴で登っていく(笑)。下ってくる人はけっこうヤバイ感じの人も多い。なんでしがみついてるストックの先の、ゴムカバー外さないんだ君たちは(笑)?

 残念ながら山頂ついたころにはちょっと雲がかかってきていた。眺望は最高じゃないけどまあまあ見渡せてたいへん気持ちが良い。

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都民なら一度は踏みたい(?)、東京都最高地点。

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原三角測点」。「点の記」で有名になった、陸軍による一等三角測量より前に設置された物で、現在確認されているものは全国で3つだけらしい(リンク先より)。

 奥多摩側からのルートは、芝生のような稜線でこれまた気持ちよさそう。南側なのでおそらく雪はほとんどなかっただろうに、ここに来て山荘までの下りでいきなり雪道は、さぞ驚いたろうと、ちょっと納得。

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 山頂にいたら、ちらっと雪。濡れるほどじゃないが、さすがに降られるとちょっと驚く。ひどくなる気配はなく、再び明るくなってきたところで再度下山。下山はさすがに軽アイゼン装着。
 下りで立ち往生していたり、滑落防止(?)のネットにしがみついている集団を抜かせていただき、さくさくと下山。ややへっぴり腰気味の奥さんに
「腰引かないで!」
と声かけてくださる年配の方もいたが、自分がネットにしがみついてたら説得力無いこと甚だしい(笑)。

 4時前に下山。混雑のため通常6時の食事を、今日は5時から出すという。着替えてちょっとのんびりしていたら、食堂の前に行列が。
「部屋どこ? あ、前の方の人だね。もう並んだ方が良いよ。今日は4回転だから乗り遅れると9時だよ」
と小屋番さんに教えられ、慌てて並ぶことにする。並んで10分ほどで食堂が開く。まだ5時前。無事初回に間に合い、5時10分には夕食終了。2周目待ってる人たちが再び並んでいる。

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部屋が狭い、というか、人詰めすぎなのでザックは廊下。このあとザックはこの3倍の量に増えることになる。部屋のコタツも廊下に出され、かなりカオスな光景。それでも混乱がないのはさすがというかなんというか。

 外でタバコ吸ったりビール飲んだりして部屋に戻ると、すでに布団が敷かれていた。
人をぎっしり敷き詰めると、8畳間に14人寝れることが判明(笑)。
 まだ6時だったが、まあすることもないので、寝る。寝そびれると寝れなくなりそう、というか、寝る場所が無くなりそう(笑)。7時頃に一組戻ってきて
「はいもうちょっと詰めてー」
というようなことがあったような無かったような(笑)。

 9時頃と11時頃、そして2時過ぎにそれぞれ目が覚め、外に出て満天の星空を楽しむ。この日はそれほど寒くなかったように思う。
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