2010年6月アーカイブ

GPS.jpg

GPSのログとGoogleマップの衛星写真をあわせた画像。
Googleマップなので、リアルタイムではありません。けっこう噴煙上がってますね、いつだろう。



登った。

メンバーはいつもの、よっちさんと奥さんの人の三人。
梅雨のまっただ中、天候に不安を感じながらも、当日薄曇りだったので決行。

浅間山は現在、小諸側からの登山口のみ登山可。
上信越自動車道の小諸ICを降り、国民宿舎浅間山荘(あの、あさま山荘とは無関係)の脇にある登山口へ。
駐車場の入り口で、山荘の人が
「山荘前は有料で500円、ただし温泉お一人様100円割引付き。無料駐車場は100mほど下にあります」
と、案内してくれた。トイレも使わせてもらうし、ということで有料駐車場に駐車。

P6201502.jpg
ビーグル犬がお見送り

登山口からしばらくは、沢沿いの樹林帯。それほど勾配きつくなく、良く踏まれて歩きやすい道。
一ノ鳥居という鳥居のところで分岐。不動滝コースを選ぶ。

P6201506.jpg

しばらく歩くと不動滝。思ったより立派な滝でした。ここで最初の小休止。
ここから少し登って二ノ鳥居。
この先にある「火山館」のストーブ用の薪を運んでください、と、薪が積んである。
水を吸ってずっしり重い......細めのを一本選んで先に進みます。

ここから1時間ほどで火山館。宿泊不可の休憩小屋。水場とトイレあり。
後からきたグループの一人が、目の前の斜面を指さして「あ、あそこあそこ」と。
指さした方向を見ると、なにも見えない(笑)。じっと見てると何か動いた。
どうも、カモシカのようだ。岩場と同じ色なので動かないとわからない。顔をこっちに向けた瞬簡、特徴のある白髭面が見えた...ような気がした(笑)。

P6201519.jpg
火山館全景。小屋番の方に「薪運んでくださってありがとうございます」とお礼を言われた。

P6201520.jpg
現在の警戒状況を知らせる看板。浅間山は通常の山に加えて「噴火」というリスクがあることを、そこかしこで感じる。

このあたりから徐々に木々の背が低くなり、北西側の外輪山を眺めつつ「湯の平」という草原を歩いていく。
そこを過ぎると、いかにも火山といったガレ場、「賽の河原」となり、右手に浅間山が現れる。

P6201534.jpg

え、これ登るの? という圧倒的な山容。
徐々に急になる傾斜と、変わらなくなった風景。ただひたすら足を動かし、山頂を目指す。
この間日が差したり曇ったり、風はやや強めだが、山の風としてはたいしたことない。

このへんで「一本道で見晴らしよく、迷う心配もない」、ということでよっちさんが本気出し、あっという間に山頂に向かって駆け上がっていく(笑)。

山頂手前についたところで一休み。
ここからまっすぐ登ると浅間山火口。右手に外輪山の前掛山山頂。
現在火口から500m以内は立ち入り禁止。なので正式には前掛山頂が浅間山の目標地点となっている。
とはいえ、目の前に見える山頂に向かって登っていく人多数。
噴火しなくても風向きによってはガスがやばいんですが...。それでもまあ、気持ちはよくわかる(笑)。

この分岐点にシェルター(おそらく噴火時の避難用)があり、ここでいったん荷物下ろし、軽くなったところで前掛山へ向かう。
なんというか、月面のような雰囲気の中、前掛山山頂着。すぐ目の前が火口口。

P6201552.jpg
明らかに雲とは違う色の噴煙がかすかに。

後ろはこんな感じ。さらに外側の、車坂山方面の外輪山
panorama.jpg
合成なのでぐるっと取り巻かれている感じが出てません(笑)。

というわけで比較的安全な暫定浅間山頂到着。ちょうど正午。
P6201560.jpg
山頂タッチ、と書かれた手形にまんまと手を合わせる(笑)。

シェルターまで下山して、お昼ご飯。
下山はほぼ同じルートを戻る。
火山館で再び岩場にカモシカ。今度は親子三頭。ちっちゃくてよくわからん。

いちおうカモシカとも会えたねー、などと言いながら、そのなも「カモシカ平」を下山口に向かって進んでいくと、草むらで「ガサッ」という音が。先頭のよっちさんが「あ、」と叫び右手を見ている。
そっち見ると

P6201577.jpg
カモシカ登場。

普通の話し声でこっちが会話している横、全く気にする様子もなく草食べてました。
10分?ほど眺め、出発。いやー、野生動物は良いね。

後はひたすら下山。二ノ鳥居からの分岐、沢じゃない方を選ぶも、1大差なし(笑)。滝側は滝のあと二ノ鳥居までちょっとだけ急になる。

山荘ではビーグルがお出迎え。
P6201582.jpg
めっちゃなつかれてます。

山荘では乗馬も楽しめる。
P6201581.jpg
道産子だそうです。ばんえい競馬の馬とはまた別。

無事下山。
浅間山荘の温泉(天狗温泉)には入らず、往路でたまたま見つけた「登山電車で入る温泉」菱野温泉常盤館へ。レポートはよっちさんの記事ご覧ください。

風呂でさっぱりした後は、小諸市街でお蕎麦たべて、丸山珈琲でよっちさんがコーヒー豆買い、そのときにサービスでいただいたカフェラテ飲みながら帰路へ。

特にヒドイ渋滞にも遭わず、9時頃帰宅。
天候にも恵まれ、変化があって、カモシカにも会え、素晴らしい山行でした。
噴火さえなければ特に危ない場所もないので、火山がおとなしいあいだに皆様も是非。







あわせて読みたいブログパーツ

このアーカイブについて

このページには、2010年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年5月です。

次のアーカイブは2010年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 4.28-ja