翌朝...シームレスな感じですが。
4時頃起床。朝食は4時半からとのこと。
すでに食堂前には列ができはじめていたが(笑)、とりあえず外出てタバコ吸う。トイレこのあと混みそうだったので、とりあえず行っておく。
山岳救助隊(埼玉県警)の皆さん、薄暗い中山頂に向けて出動。この時間に出れば山頂で日の出拝める...って、そういう問題ではないか(笑)。
中はいるとちょうど食堂が開いたので、列の後ろに並び、あっさりと着席。まだ10人くらい余裕ある。昨晩はしなかったおかわりもいただく。ちなみに「ご飯はおかわり自由、ただし大盛り3杯まで」とのこと。頼めば4杯目もOKだと思いますが、まあそういうネタ(笑)。
日の出時刻は4:49だったか。食事終えて外に出るとちょうど日の出。
東向きの部屋からは、窓から見えるのでそこで見る人も多し。その方がよく見える(笑)。
部屋戻って身支度。ちょっと頭痛がしたので奥さんにバファリンもらう。お湯沸かしてコーヒー飲もうかとも思ったが、水場が歯磨きの人で混んでいたので、出発することにした。部屋の隅で夜用のヒートテックのタイツを脱ぎ、サポートタイツに履き替える。同室の女性は空いてる部屋見つけて着替えていたよう。まあそのへんは臨機応変にみんなうまくやってます。
今日は三峰に戻る(車なので当然ですが)。山頂行ってから山荘戻って下山、の人も多いが、我々はそのまま下山することに。奥多摩側に降りる人は否応なしに山頂経由、巻き道もあるらしいけどもったいないよね。6時前に出発。
昨日とは違う道、という方針で、巻き道に進む。稜線の東側なので、朝日が気持ちいい。「大ダワ」で昨日の道と合流。問題はこの先、昨日ショートカットした「芋ノ木ドッケ」のピーク。
いきなりけっこう急登。
ショートカットルートよりも踏み跡が少なく、よりいっそう原生林の面影を強く残しているルート。
途中で雲取方面に向かう人とすれ違う。トレラン風。
「下からですか?」と聞くと
「いえ途中で一泊」とのこと。
どこで泊まったかまでは聞けず。ただこの時間(まだ6時台)なので、それほど遠くはないはず。よく考えればどこから上がってきたにしろ、下からは無理だな(笑)。
芋ノ木ドッケのピーク付近。酉谷山への分岐点となっている。
ちなみに雲取山に続く、東京都標高第二位地点。
ここから下り、北側斜面なので雪がけっこう残っている。踏み跡がわかりずらく、ロストしそうになった。Garminで確認して修正、雪が少なくなっているところで踏み跡再発見して事なきを得る。雪の上の踏み跡は、イマイチ当てにならない(笑)。我々の踏み跡も迷ってます。あとから来る方、すいませんでした。
そうこうするうちに分岐点に到着。先行グループ(7人パーティー)のリーダー?の人に
「酉谷から来たの!?」
と驚かれるが、
「いえいえ、雲取山荘からですよ」
と。このグループとは、その後も抜きつ抜かれつで何度か顔を合わせることになる。
ここからは昨日と全く同じルートで、白岩山で鹿に挨拶、白岩小屋、前白岩、お清平と経由して、霧藻ヶ峰でコーヒー飲む。
霧藻ヶ峰から両神山
霧藻ヶ峰からはひたすら下り。ブランクもあってか身体にダメージ感じたので、ゆっくり降りる。奥宮分岐から先は、ハイキングと思われる皆さんが続々上がってくる。すれ違った女性に
「どこから降りてきたの?」
と聞かれ、
「雲取山荘から」
と応えたら
「えー、それじゃもう5時間以上も!!」
と驚かれた。
そりゃまあ、登山じゃなければ、まだ午前中なのに、5時間歩いてきた人とすれ違う事はないよなぁ(笑)。
というわけで11時下山。
三峰神社内の施設にも温泉があって入浴できる(しかもタオル付き500円、安い!)ようだったが、続々下から神社に車が上がってきているので早々に帰路に。途中の道の駅「大滝温泉」で、入浴と食事。ちょうどお昼と言うこともあってかかなりの混雑。お湯はなかなか良い湯だった。
残念だったのは食堂。空席がなかなかなくて、やっと座ったと思ったら、厨房が人手不足で周りの席に座っている人たちのテーブルにもまだ食事が出ていない。あちゃーと思っていたら案の定、注文から30分後にやっと食事にありつく。湯冷めするっつの(笑)。
そばをいただくが、なんだか出汁の味が薄い。......これはのちほど、車内でプリッツ食べたときに、塩気を感じなかったので、こっちの問題だと判明。汗かきすぎで塩気を感じなかったようだ......。まあちゃんと打ってある腰のある蕎麦だったと思います(テキトーですいません)。
売店で「みそポテト」を買って、再び帰路に。順調に関越の花園を目指す...が、市内手前から大渋滞。西武秩父駅付近は、歩道もかなりの人出になっている。
秩父市民の憩いの場「羊山公園」の芝桜が見頃ということで、大勢集まっていたようだ。
市街地抜けても渋滞収まらず、この先長瀞あたりも人が出ていると考えると花園まで解消は見込めず、さらに時間遅くなると関越の渋滞もひどくなる、ということで定峰峠に向かう。
東秩父を抜けて小川町まで抜ける道だが、道幅が所々狭いので、あまり抜け道としておすすめは出来ない山道(笑)。
こっちは順調で、東松山から関越に。関越もほぼ渋滞無し。練馬も4km渋滞となっていたが、行ってみたら渋滞といえるのは最後の300mほど。渋滞と言うよりは信号待ち(笑)。
順調だったので眠くもならず、5時帰宅。さすがに眠くなってすぐに爆睡。
というわけで、唐突にまとめますが、雲取山、素晴らしかったです。天候にも恵まれましたが、杉並木、原生林、鳥の鳴き声、キツツキのドラミング。
問題は人大杉、なんですが、三峰側からだとそれほど多くないです。山荘だけ。
霧藻ヶ峰休憩所のご主人によると、この季節(5月いっぱい、入梅まで)と、紅葉シーズンはまあこんなもんだと。それ以外の季節はそれほど混まないとのこと。
高尾山からのステップアップに最適......と、誰か言ったんでしょうか? 山ガールっぽい人いっぱい見たような(笑)。
山頂往復を日帰りでやると、おそらく最短の鴨沢からでも8?10時間かかっちゃうのでちょっとキツイ。山荘はキレイで女性も安心ですが、この季節はさすがに厳しい、というあたりでやや敷居が高いですが、危ないところもほぼ無いし、本格的に登山する気があるならすごく良い山と思いました。
山が好きになる山。富士山行く前に是非(笑)。
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