苗場山 赤湯温泉

8/12.13で、行ってきた。
毎年お盆に夫婦で行くようになって、4回目。奥さんの人は6回目。

今年は、いつもよりちょっと早めに出て、赤湯を通り過ぎ山頂への道の途中にある「フクベの平」まで往復するつもりだった。
が、ちょっと出発が遅れたのと、奥さんの人が急に体調不良になったので、
「じゃあまあ、行けるとこまで行ってみるか」
という感じでスタート。
さらに、途中林道間違えたりして、結局10時に登山開始。天気良い。

晴天.jpg

「釜段の滝(棒沢)」までは、ほとんど平地ののんびり歩き。
途中倒木があって道がふさがれている。人はくぐるか乗り越えるかで通れるが、車は絶対通れない、けっこう大きな倒木。

倒木.jpg

「あれ? 宿の車はこの先停めてあるはずだけど、これじゃ出れないじゃん?」
などと言いながら先に進むと、案の定宿の車がいつもの場所に停まってた。

釜段の滝からは、奥さんの人に先に登ってもらい、後ろを付いてく。
ありゃ、全然いつものペース、つかいつもよりちょっと速いかも。
適当に休憩入れつつ、ピークの「鷹の巣峠」を目指す。
やっぱりイマイチ体調万全ではないようで、峠の手前くらいから、ペースは気持ちゆっくり目。

峠を過ぎるとしばらくはトラバース。時間短縮にはここで飛ばすのがベストだが(笑)、まあ無理のない範囲で足を動かし続ける。止まるとかえってキツイよね、登山は。

ニホントカゲ.jpg
ニホントカゲ。今回よく見た。

「見返りの松」から先は赤湯温泉まで一気に下り。せっかく登ったのに、もったいない(笑)。
最後ちょっとした難所だったのが、整備されていた。身構えていたら最後の難所が階段になっていて
「あれ?」
確かここはロープだったはず。
ロープはイマイチ信用できないので(笑)、まあ良いんですが、上りの階段はキツイんだよなぁ...と思いつつ到着。
去年泊まったときに工事していた、二つ目の橋(清津川)が、見事に完成していた。
去年は仮橋、一昨年までは、くの字に曲がった橋をおそるおそる渡っていた(笑)。

到着はお昼前。
宿のぞいたら反応がなかったので、休憩場所になっている別館の廊下で食事。
奥さんは多少消耗していたが、登り始める前よりは顔色も良く、体調も多少戻っているよう。
ここに到着できるかどうか、不安があったようだ。

1時間ほどゆっくりして、
「もうちょっと行ってみようか」
ということになったので、当初の目的の「フクベの平」までは時間的に無理だが、まあ行けるところまで、ということで先に進む。

この先は河原を少し歩き、「赤湯一号橋」を渡って、赤倉山への分岐点までけっこうな登り、その後サゴイ沢に下る。サゴイ沢からは「昌次新道」を最初はダラダラ、その後はひたすら登っていくことになる。分岐点からサゴイ沢までは、歩く人も少ないのか、迷うような所ではないが、道上に草がかぶっていたりして歩きにくい。
サゴイ沢の鉄橋を越えてしばらく歩くと、なにせ「目的地がない」ので、モチベーションが上がらず、けっこう厳しいことになってきた。
奥さんも
「そろそろダメ?」
と、珍しく弱音。
風景は原生林っぽくて、けっこう良い感じなのだが。
そろそろ休憩にしようか、と思ったところで、「桂沢」の水場に、目印と朽ちたベンチ(?)があるのを発見。

桂沢.jpg

良い頃合いと、ここで休憩して戻ることにする。2時をちょっとまわったくらい。
フクベ平まではたぶんあと1時間?1時間半かかるだろうから、行ってかえってくると日没になりかねない。
登山道から水場(沢)までは10メートルほど藪を超えていく。普段なら素通りだろうが、今回は目的地になったので、記念に顔洗う(笑)。

来た道をサゴイ沢まで戻り、
「この川を流れていけば赤湯まですぐなのに」
などと言いながら、また赤倉山分岐のピークに向かって登る。
あとで聞いたら、宿の主人がちょうど沢を登っていたらしい(笑)。
「沢沿いに鉄橋まで行けるの?」
と聞いたら、行けなくはない、というレベルのよう(笑)。

3時ちょっと前に宿に到着。
おかみさんが出てきたのでご挨拶して上がると、別行動のいつものメンバーが到着。
さっそくビールで乾杯(笑)。ほどなくご主人も帰ってきた。
わさわさと世間話して、風呂入って仮眠して夕飯。

風呂は、川沿いの露天風呂なのだが、増水したり落石があったりして、いつもよりも川と風呂が近くなっていた。つか、湯船の外がすぐ川。
「増水すると湯の出が良くなって、熱いんだよね」
と、宿の主人が言うとおり、確かに熱い。
「熱かったらバケツで川の水汲んでね」
と言われたとおり、10?15杯ほど川の水を湯船に放り込む。
いつになくちょうど良い湯加減で、ゆっくりお湯を楽しんだ。
食事はスペシャルメニュー「玉子茸のパスタ」まで出て、いつもより豪華(笑)。
今回、そこかしこで玉子茸がはえているのを見ることが出来た。
1本落ちていたのを拾ってきたら、ご主人が置いておいたものらしい(笑)。取らないと傘開いちゃうから、ということのようでした。

タマゴタケ.jpg

今回は我々6人の他に泊まり客はいなかったので、気兼ねなく飲んでいたらあっという間に10時。
ご主人は翌朝倒木退治にでかけるという(笑)。
みんなもう一回風呂入りに行ったが、私は眠かったので寝る。

翌朝、7時頃起床。よく寝た。
朝ご飯いただいて、お風呂入って、10時下山開始。ご主人は8時過ぎに倒木退治に出発していた。
「片付けとくからね?」
と言っていたが、切るのはともかく、脇によけるのは一人じゃ厳しいんじゃ......と思ったが、

予告通り見事に片付いている倒木。
倒木退治.jpg

なんだかんだで1時頃に駐車場出て、国道沿いの「宿場の湯」でもう一度汗流して、食事して解散。

宿で教えてもらった、国道から苗場山が見えるというポイント。手前の山の切れ目からかすかに姿が...。
苗場山.jpg

3時出発で月夜野から関越に乗ると途中で
「花園で緊急工事 渋滞15km」
の表示。
藤岡あたりで渋滞が25kmまで伸びてたので高速降りて国道に。
ケータイ電話のナビ見たら、花園で高速に戻れば良さそうだったので、そうしたら、花園までが大渋滞(笑)。
とはいえ、1時間ほどのロスで済んだので、まあ良かった。

ちなみに緊急工事は「路面に70cmほどの陥没を発見」したせいだったそうで、まあそりゃ直さないとマズイよね。Uターンラッシュ前でよかったということにしておこう。

というわけで、今年も年中行事、無事終了。楽しかった。

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このページは、にしだやが2009年8月14日 16:04に書いたブログ記事です。

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