皇海山(すかいさん) 登った。
毎度の詳細レポートはよっちさん。
朝5時集合、5時半頃に家を出て、行きは「1,000円渋滞」にもかからず、順調な行程。
関越・沼田を降りて国道沿いのコンビニに寄り、林道に入る。
アプローチの栗原川林道は、冬期は通行止めで、1週間ほど前に開通したばかり。
開通したばかりということで、整備は比較的行き届いている。
「車が通るのに支障が出るような、大きな落石が路上にない」
というレベルですが。
とはいえ、車の底に石は当たるし、とがった石も落ちているので、運が悪ければ走行不能なトラブルに巻き込まれる可能性は十分、崩落は毎日起きているわけで、手でどけられない岩が路上にあったら、即通行不能。
そんな林道を1時間ほど走って、登山口に。先行者はすでに車10台分。なぜかバス(20?30人乗りくらい?)まで。
9時登山開始。
最初は沢沿いに登っていく。
ちょっとあがると今度は、沢沿いというか沢をあがっていく。
夏になると枯れるのかもしれませんが、今は雪解けでしっかり水が流れてます
ルートは、テープの目印が「これでもか」というくらいに貼られていて、見失う危険は無い。
沢を左右に何度も渡るので、テープ無かったらお手上げですが。
斜面には所々雪が残っている......と思っていたら、
ルート上に雪渓登場。
沢の上にかぶっているので、乗っちゃいけない雪渓。好んで雪の上を歩くこともないので、なるべく避けつつ登っていく。
ほとんど沢沿いまたは沢を登りながら稜線である不動沢のコルまで登る。
滝や岩壁は無いが、最後はけっこう急な登り。
皇海山と、栃木側の登山道に続く「鋸山」の分岐点。
奥に見えるのが鋸山。
鋸尾根。鋸山から駒掛山まで6峰が連なり、庚申山から銀山平を経て足尾に至る。
今回のルートが開かれる前は、この尾根を越えないと皇海山に登れなかった。
ここから鋸山往復で2時間かからないので、皇海山と両方登る人も多い。実際、ここまで来て休憩していたら、皇海山から下りてきてそのまま鋸山に向かった母娘(たぶん)もいました。
で、ここからはしばらく笹原(夏?秋はきっと大変だ!)があり、それを過ぎると傾斜がぐっと急になり、さらに雪渓。
凍っているところはほとんど無いので危険はないですが、ちょっと緊張。
滑落よりは「ギャボ」っと踏み抜くのに注意。
数カ所ロープはありましたが、鎖やハシゴは無く、難所と言うほどの場所は無し。
バスの団体さんが20人ほど降りてきたのをやり過ごしたのが一番の難所か(笑)。
山頂手前にある、青銅の剣。抜いたものが勇者として竜を......というような伝説はない。
山頂はちょっとした広場で、10人ほどが休憩・昼食中。だいたい定員いっぱいという感じか。
バスの団体さんがいた時は大混雑だったものと思われる。
樹林で「眺望がない」と聞いてましたが、言うほどじゃないというか、ガスかかってたので見えませんでしたが、足尾の市街地から日光白根山まで、しっかり視界は確保されてました。群馬側はほとんど何も見えませんが。
で、今回のテーマ(いまさら)
「軽アイゼン」
仕事上の知り合いと、7月に大雪山いくことに決めたのですが、リーダーから「軽アイゼン携行」との指示が来たので、早速今回に間に合うように買ってきました。アイゼン自体の話は別記事参照。
おそらく装着しなくても危険はないと思いましたが、「練習」ということで装着してから下山開始。
結論だけ書きますが、4本爪のもっとも簡易なタイプでしたが、ものすごく効果的でした。爪がしっかり雪をつかんでいる感触があって、安心。
奥さんの人はポールも使ってましたが、このコンボは最強でしょう。
ただし、「ギャポ」には効果ありません(笑)。
登山口付近の樹林帯。ここまできたらもう着いたも同然。
樹林帯、沢沿い、笹原、雪渓、バリエーションに富んだルートで、非常に楽しい山行でした。
天気も、晴れなかったのは残念ですが、晴れたら晴れたで暑くて大変なので、登るには最適。
今年になってからは初めての本格登山だったので(いやこの程度で本格登山とか言うな...というツッコミは禁止(笑))足のダメージはそれなりにしっかりと感じましたが、まあ何事もなく下山。
最後の難所である栗原川林道に再び挑む(笑)。
帰りは先行車にひっかかったり(これが当然ものすごいホコリでたいへん)、オフロードバイクが上がってくるのとすれ違いでちょっとヒヤリがあったりしましたが、体感的には行きの半分くらい(実際にはほとんど変わらない)所要時間で林道を抜け、薗原湖ぞいにある日帰り温泉「南郷温泉・しゃくなげの湯」へ。
ゴールデンウィークということもあり、ものすごい混雑でした。洗い場が順番待ちの行列(笑)。
湯船は広くて、お湯も良かったです。
食堂でそば食べて、帰路へ。
あ、忘れてました、1,000円渋滞(笑)。沼田からほぼぎっしりと東松山あたりまで渋滞している模様。
というわけで最後の難所の関越道......は避けて、国道を南下。
まあそれなりに時間はかかりましたが、無事帰宅。
楽しかった。
次はぜひとも鋸山にチャレンジしたい。
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