唐松山(新潟)

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小出に用があったので、ついでに登山。
目指すは「唐松山」関越小出から30分くらい、用事のある所からはダートで10分くらい。
朝5時半に家を出て、事故渋滞にちょっとひっかかって、登山開始が9:50頃。
唐松山は標高1079mと、決して高くはない。登山口から3時間程度で到着予定。

養鯉場の脇にある登山口から、登山スタート。いきなり急坂!
身体暖まる前にコレはキツイ。ヒーヒー言いながら最初の目標地点「滝見台」まで40分ほど。
そこから「権現堂山」と「唐松山」の分岐点まで約30分。途中で下山の人に
「え? 唐松山の頂上まで? 3時間かかるよ?」
と心配される。
「俺たちそんなにダメそう?」
と思ったが、ピンクフロイドの牛レッドツェッペリンのイカロス柄と、アリスクーパーのプチサイケ(?)柄のサイクルジャージ着た男女は確かにちょっと危なっかしい(笑)。

好天に恵まれすぎで暑い。しかし景観は最高で、八海山・越後駒ヶ岳がよく見える。

hakkai_kaikoma.jpg

分岐までが約1時間。ここまでは順調。
ここからは稜線だが、ブナ林の中。日が当たらなくて比較的快適。「鏡池」という池を越えるとふたたび急坂になり、「いっぷく平」に出る。ここでちょっと長めの休憩。登山口から2時間30分くらいかかったか。

で、この先が本番だった。急な上り下りもさることながら、かろうじて道はわかるが両脇から笹だのなんだのの葉っぱが生い茂るけっこうな藪。へとへとになり「猫岩」へ到着。

nekoiwa_karamatsu.jpg

手前(右)が猫岩、奥に見えるのが山頂。
ここから先、さらに藪と戦いながら、「松川林道」との分岐まで。
藪との戦いに疲れ果て、ここで昼食とって引き返すか、という思いが頭をよぎる。
奥さんの人の顔にもそう書いてある(笑)。
「決めて良いよ」
と言うので、意を決し
「行こう」
と言って歩き出す。ホントに厳しかったらここまで引き返してこようとも思った。
ここから先はなぜか藪はそれほどでもなく(松川林道側から来る人が多いのか?)15分ほどで思ったよりもあっけなく山頂に到着。登山口から約4時間。きつかった。
山頂はそこそこ広くて、10人くらいならお弁当を広げられる感じ。
一服していると、分岐で抜いた男性が到着。
「ここで709座目」
と言ったので驚いた。
3人で何となく会話しつつ昼食。
超ベテランの男性も
「ここは思ったよりだいぶきつかったなぁ...特に藪が」
と言っていたので、ちょっと安心する(笑)。
「新潟の山はアプローチが長くて標高の割にキツイ山が多い」
とも言ってました。山形市の方だそうで。登山歴17年で、延べにすると3000座くらい登ってるそうです。
「暗くならないうちに」
ということで、3人で下山開始。後からもう一人頂上に来た人がいましたが、昼寝始めたので先に下山。あっという間に後から来て追い抜いていきましたが。

下山は登りよりも視界が狭いので、藪の中でルート見つけるのがちょっと大変。
奥さんが遅れて
「どこ??」
と叫ぶので、熊鈴で返事(笑)。止まって待ってるとかえって鈴の音が聞こえないので、追いかけられない。

sankai.jpg

下山になるとやや日がかげって、下に見える山海がさらにくっきりとジオラマのように浮かび上がった。
いっぷく平から山頂までの区間では、北側の山も見え、稜線上で北から冷たい風、南から暖かい風が上がってくるのが体感でき、自然を感じる。

下りもキツイがそれでもやはり登りよりは時間はかからず、ヒザをいたわりながらも順調に下山。
登山口到着が5時ちょっと前くらい。お日様は権現堂山にかかっており、けっこう暗くなりかけていた。危ない危ない。

林道出口からすぐの「羽川荘」にて入浴(日帰り500円)。
そこから用事と食事を済ませて、羽川荘の向かいにある公園で幕営(笑)。
10時就寝...1時過ぎにふと目が覚める。

.........寒い。

............寒い。寝れない。

と、奥さんの悲鳴が上がったので、とりあえずコーヒー。
それなりに私は眠れてたので、そのまま撤収して、帰路に。
なんだかんだで公園を3時前に出て、6時過ぎに帰宅。

また寝た。


読み直してみると単につらかった記録のようですが、
スゲー楽しかった。
です。
標高それほど高くないけど、登山口も低いので登りがいがあったし(だからつらかったんですが)、稜線は変化に富んでいて、見晴らしも良い。
天気もよかった...ちょっと良すぎて暑かったですが...。

偶然知って、「ちょっと登ってみるか」てな気分で行ってみた山でしたが、大当たりでした。

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このページは、にしだやが2008年10月12日 17:06に書いたブログ記事です。

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