グイン・サーガ 127巻 遠いうねりは6/10発売とのこと。まだアマゾンにはありません。
ちなみにさらにあと2冊出るらしい。
30年続いている1本の小説、しかも毎年数冊刊行され続けていた(つか、最近ペース上がってたし)、というあんまり聞いたことのない出来事を、同時に体験できたことは非常に貴重だったと思う。
書店で文庫の棚行くたび、
「新刊出てないかな?」
と確認して、あったら買う、というゆるやかな習慣。
買ってから「前巻もまだ読んでない!」と気づいたこともある。
作者の病気に関しては、「あとがき」で発症というか癌が再発したことが告げられ、ここ数冊は油断できない...というか、客観的に見てかなり危険な状態であることが見て取れた。
一読者が言うようなことでもないが、ある程度の「覚悟は出来ていた」のだ。
未完に終わったこと自体は、それほどショックではなかった。
ラストが気にならないかといわれれば気になるが、
「ついに完結」
なんて帯に書いてあるグインサーガは、想像出来ないし。
そもそも、最初から「100巻」を書き上げることが目的で始まった小説である。
未完のまま「100巻になったので終わりです」といわれても仕方ない。
101巻目以降はボーナスみたいなものと思えばいいのかもしれない。
未完でも完結でも、終わりは終わり。
タイトルとラストシーンだけで(が?)名作。
高校の図書館で読んだ気がする。
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