2月6日〜2月12日の日記
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2月12日(土)

仕事をしながらせんたくをしているのか、せんたくをしながら仕事をしているのか、わからない一日だった。

うちのせんたく機は旧型の二槽式なので、いちいちすすぎの水を入れにいかねばならない。こんな時、外に仕事に出ている主婦と、家の中で仕事をしている主婦と、どっちがいいのだろうか? と考えてしまう。

まぁ…独身時代も一人暮らしでせんたくしながら仕事もしていたのだから、生活じたいはそんなに変わってないんだよね。私はいまだに自分のコトを主婦だと思ってないみたいだ(自覚ゼロ)。主婦だとは思ってないくせに、結婚はちゃんとしてるつもりでいるからフシギだ。

女って、妻だったり、嫁だったり、母だったり、ずいぶん変テコな生き物だと思った。


2月11日(金)

午後、あわただしくそうじしたあとすぐに、西田屋ちんころりんさんの兄夫婦がきた。お義兄さんは猫のスナップ写真を撮りに(私がお願いした)、お義兄さんは原稿の仕上げに、西田屋ちんころりんさんは夕食のしたくに。

お義兄さん夫婦も猫好きで、前からいるサビちゃんと、いもこちゃんの妹、鈴ちゃんと暮らしている。

猫好きの人々が集まる晩ごはんは当然まぐろだ! 中トロの刺身と、ほほ肉のづけを鉄板で焼いたヤツと、いか、甘エビ、ちんころりんさんが作ったアスパラベーコン巻き、みそ汁で、私はお茶わん3杯ごはんを食べた(ゲップ)。

ちんころりんさんはディレクTVで録画した「スクール・ウォーズ」を見てはしゃいでいた。高校生の頃見て、泣いていたらしい(うーん、実に健全な10代の男のコだったんだねい)。

2月10日(木)

きのうの夜、11時に帰るといっていた西田屋ちんころりんさんは、朝の6時にご帰宅なさった。私は…バクレツにブチギレまくった(ああ! この日記をかいていて再び怒りがこみあげてくるのでやめにする)。

私が西田屋ちんころりんさんに抱くイメージは、黄色い帽子をかぶって短パンをはいてランドセルを持った小学生の男のコだ。

怒っているハズがいつのまにか子供を叱りつけているような気分になり、結局どこかであきらめて「困ったり恥かくのはあんただよ!」「あたしゃ知らんからな」とつぶやくのである。

さて今日の午後は、なんとオヤジが病院から電話をかけてきたのである!

「はいもしもし」 父「うー」
「おとーちゃん?」 父「あーあー」
「何!? どーしたの?」 父「あああ うー」
「今日は元気があって、電話をかけてみたくなったんだね」 父「うーうー」

この異様な会話を確かめるべく、夕方病院に行ったらやっぱりそうだった。「オレだって電話ぐらいかけられるんだぞ!」というトコロを私に見せたかったのだろうが、私以外のヒトにはやらない方がいいと思う。そして今日のオヤジのデザートは東武デパートで買った焼きプリン。

ポール・ギャリコの「ジェニィ」は読み終わって、「雪のひとひら」も読み終わって、これから「スノーグース」を読みまーす。


2月9日(水)

夕方5時すぎに病院に行く。今日のオヤジのデザートはマキシム・ド・パリのモンブランだ! (なんというぜいたく!でも前回がコンビニのプリン・アラモードだったしね)

病院という場所は不思議なトコで、日によってフンイキがガラリと変わる。今日はなぜか「楽しく元気モード」で、病院のフンイキがとても良かった。オヤジも調子が良さそうで、今日はリハビリに行けたらしい。

ポール・ギャリコの「ジェニィ」は読み終わっちゃうのがさびしくて、一章ごとをゆっくりゆっくり読んでいる。でも、もうすぐ読み終わっちゃうよー エーン!もっとひたっていたいー。

ひたっていたいといえば実は私、アールヌーボーな女ざます。こぎたない部屋の中で、ガレやドームやワルターのガラス工芸の写真集をながめるのが大好きざますのよ。「青山あたりのアンティーク・ショップの窓にぺったりとはりついて指をくわえてみてる」というのが私の趣味ざます(買おうとはぜんぜん思わないんですケドね)。お洋服やお宝石に関しても同じざます。「ショウ・ウインドウにぺったりとはりついて……」(私はガのような奴だな)

年に一度ファッション振興財団がモリ・ハナエビルでやるオートクチュールの展示会に毎年行ってるんですが、これはスバラシイざます(去年は行けなかったケド)。パキャンの衣装展とかバレンシアが衣装展とか、毎年ちがうクチュリエさんの特集で「職人とは、かくもこうありたいものだ」と思わせます。ちなみにモリ・ハナエといえば「ちょうちょガラの好きなオバサン」とみなさん思っていらっしゃるよーですが、彼女は世界に20人ぐらいしかいないオートクチュールのクチュリエなんざますのよ! (すっげー!!)

P.S.荒井注さんが亡くなった…悲しい…。

今夜の晩ごはん、ギョーザの残り、豚汁、寒ブリのしょうがじょうゆ焼き、ほうれん草のおひたし。


2月8日(火)

夕方5時、日経クリックのバード西畑くんが打ち合わせにきた(前担当の山本のぶピーくんから、なぜか私の打ち合わせはみんなでごはんを食べるという行事になっている)。そして今回は、バード西畑キョーザを極める! という裏テーマがあり、彼はキョーザを60個も作ってきたのだった…。「60個…」それを聞いた私はすぐさま電話をかけまくったね。
「うちでギョーザをたべませんか?」
すぐさま働かザル尚子、渡辺くんカップルと、マーくん福井氏がやって来てくれた。

みんながそろうまでの時間、LEGOのマインド・ストームでL-3GO Trainer Doroidを作った(こっちが本来やるべき仕事の打ち合わせだ)。もともとジグソーパズル好きのわたしにとって、物を組み立てるのは得意なのさ! 2年前、何も知らないままパソコンを組み立てさせられた時、1/3はあってたもん! (1/3あっててもパソコンはぜったいに動かんがな…)

P.S.本当は今日は、クリックの酔いどれアザラシ渡辺さんが中華料理を作ってくれるハズだったのにカゼでダウンしたらしい……エビチリ……。


2月7日(月)

テツヤはできず寝てしまい朝4時半起床。昼過ぎには西田屋兄嫁・理華姉さんアシスタントに登場!

3時に西田屋ママリン(モコのお義母さん)が、お手製の酢豚とまるでケーキ屋さんで売っているかのよーなマドレーヌを持ってきてくれた(わたしはてっきり買ったものだと思った)。
「このマドレーヌの上のチョコチップ、パパが載せたのよ!」

確かにチョコチップがうめこまれている……想像して理華姉さんと笑った。うーむ、まるでほのぼのホーム・ドラマのようだな。

このような出来事が起こるなど、夢にも思えん人生を送ってきた私には
「しあわせって…こっぱずかしいものなんですね!!」
と胃のあたりがムズムズとかゆくなったりしたが、こぉゆうかゆさはスキさ。

元気な西田屋ママリンはこれからプールに行って1200メートル泳ぐそうだ(私は20メートルでバテると思う)。理華姉さんは夜9時頃帰った。私も今日は、はやめに11時で仕事が終わった。


2月6日(日)

昼間ちょこっと仕事して、夕方病院に行く。最近病院の喫煙場所で、顔なじみの患者さんと世間話なんぞをしている。私は「大人のクセしてピカチュウ好きな変なヒト」とゆうコトになっている。
患者Aさん 「ピカチュウ好きって…小さなお子さんがいるんだよねぇ…」
私 「子供はいません」
患者Bさん 「子供いないのにピカチュウが好きなんだー」(ものすごくビックリした顔であった)

オタクのオの字もない人々にとっては、いい大人がアニメ好きでピカチュウ可愛いといっていてはいけないらしい。私は煙草のケムリを鼻から出しながら
「大人だって好きなものは好きなんです!」
といったのだが、どーも病院内で私は「大人だって好きなものは好きなネェちゃん」と言われているらしい(笑)。

今日のオヤジのデザートはプリン・アラモード。ごはんは食べなくてもデザートは食べていた。

明日は「女性セブン」と「笑ルーム」のしめ切りなので今夜はテツヤだ(テツヤと書いたとたんにグラリと眠気が…)。


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