1月30日〜2月5日の日記
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2月5日(土)

午前11時より西田屋ちんころりんさんの祖父の法事(15分遅刻した)。お昼からちんころりんさんの親類の方々とお食事会。中華料理で「保谷武蔵野館」というトコだった。お見事な日本庭園があって、かつて旅館だったのではないかと思われた(料理はとてもうまかった)。その後、夫婦そろってモコオヤジのいる病院に行く。今日は食事もちゃんと食べていて具合も良さそうだったので安心した。

帰りに池袋に寄って、西田屋ちんころりんさんはレコード・プレーヤーを買った(これで私が押し入れにしまっているレコードが聴ける! バンザイ)。自宅近辺の中古CD・レコード屋でものすごく謎なCDを発見!イタリア製で
「デヴィッド・ボウイ/アダモ」
「ジョン・レノン/ポールアンカ」
「エアロスミス/パット・ブーン」
1枚で2人分のベスト盤が聴けるというお得なCDなのだろう。1枚1000円だったので、買っても良かったのだが、あまりのブキミさに買う勇気が出なかった。西田屋ちんころりんさんはレッド・ツェッペリンの「プレゼンス」と「コーダ」のレコードを買っていた。

P.S.私より2歩遅れてポケモン銀をやり始めたようだ。


2月4日(金)

今夜も西田屋ちんころりんさんは仕事のつきあい飲み会だ(ムカつく)。

本来私は短足なのが玉にキズなちょードハデロックオバチャンなわけで、下戸のクセして飲み会は大好きな女だ。ものすごく遊びたいゴコロがあるのに遊べない。ふだん外出時に、Gパンとトレーナーなんて美学に反すると着たことがないこの私が、介護生活とともにすっかりGパンとトレーナー愛用者になってしまった(まさか私が好んで着るSMの女王様風ファッションで病院に行くわけにはいかんし。友人の見舞いとかはへいきで行くけど)。

ああ、こんな夜はMEAT LOAF(ミート・ローフ)とホワイト・ゾンビを聴いてなぐさめてもらうのさ。

映画「ストリート・オブ・ファイアー」や「ストレンジデイズ」が好きな人は、ミート・ローフの「地獄のロックライダー2・地獄への帰還」も気に入ると思うよ。タイトルがブッとんでて笑えるケド。あと、ボニー・タイラーが好きなヒトにもおすすめかな。そうそうミート・ローフといえば「ロッキーホラーショー」の中で、バイクに乗ってた兄ちゃんだよ! 殺されちゃうケドね。お忘れなく。

2月3日(木)

最近は病院に行く前に必ず寄る場所が出来た。それはケーキ屋さんである。「食後にデザートがあるぞ」というとオヤジはがんばってごはんを食べてくれる。オヤジのために1個だけケーキを買うのも恥ずかしいので、3個買っているのだが、週に4日も5日もとなるとさすがの私も「もう…ケーキ見たくないぞ」と思いはじめている。今日は病院も節分だったらしく、ベッドにオニのお面と豆のかわりにタマゴボーロが配られていた(笑)。

ロック好きの友人から「どんとが死んだぞー」という電話をもらってビックリした。「私…ローザ・ルクセンブルグ好きだったんだよねぇ」といったら友人は「ボ・ガンボスは?」と聞いてきたので「ボ・ガンボスのライブは3回行って、そのうち1回はボー・ディドリーが来てたヤツでアレは良かったケド他のはパス」だってどんとってコワイんだものー。マジギレのクレイジーさがあるヤツって私は苦手だ。小娘の時はスターリンを見に行ってたクセに。しかし、私の日記は過去のライブの思い出ばっかしだな。この1年コンサート行ってないっス(シクシク)。

新春の歌舞伎も行きたかったっス。だって玉三郎とかんくろーだったんだよぉー。TVニュースで見たかんくろーの娘道成寺、腹かかえて笑ったぞ! だって渋谷のコギャル風道成寺なんだもん。でも笑った後で少し背筋が寒くなった。「もしかして…かんくろーのヤツ、コギャルでやるつもりだったのかも」と感じたから。もしそーならスゴイ人かもしれん。

私ってば多趣味すぎだと反省しつつ…やめられないのよミーハーを!! だけどここまで趣味の範囲を広げるとほとんどゴーモンか苦行だわ。私はマゾなのかもしれない………。


2月2日(水)

今度「ウーマン劇場」という漫画雑誌で介護漫画をかくコトになり、午後担当さんと打ち合わせ。夕方「ウーマン劇場」1月号、2月号を読む……私は作家失格なのか、編集者の思うツボなのか、泣いちまったよ! バカヤロウ

「なんだか変テコな絵の作家さんが多い、変テコな雑誌ねぇ」などと言って手にとって読み出した瞬間、私のお目々ちゃんからは滝のように涙があふれ出し、ちょっとビックリしたのでした。恐るべし主婦泣かせのお涙本! 4月にこの本でお仕事するよん。

 

P.S.うんこをまきちらしたおわびなのか? 西田屋ちんころりんさんは私がドハマリしているポール・ギャリコの本をたくさん買ってきてくれた。とてもうれしい。うんことゲロは夫婦の結びつきを強くするのね(…しないと思う)。

2月1日(火)

夕方いつもよりはやめに病院に行く。病院に行く前にアニメイトに寄ってアンジェリークのラジオトークCDを買う。塩沢兼人も好きだけど最近、堀内賢雄が気になって気になって仕方がない。オヤジとしてものすごく正しく中年になってるというカンジがして「このオヤジー、スキだぜーラブラブファイアー」と叫んでいる(心の中で)。

真夜中すぎ、ベロベロでゲロゲロに酔っぱらった西田屋ちんころりんさんは帰宅してトイレに直行。ビチビチでブリブリなうんこをしたままぐうぐう寝ていて、起こさずに放っておいたら我が家のトイレはうんこまみれになっていたのだった(西田屋ちんころりんさん本人も)。猫にしろ、私のオヤジにしろ、夫のちんこの人にしろ…私はつくづくうんこに縁がある女だ。これで赤ちゃんでもいたら完ペキに私は「ふんにょう博士」になれるな…やれやれ

1月31日(月)

この日記が更新されていない時は、私がさぼってしまったり、西田屋ちんころりんさんが疲れていたりする場合です。わははーん許しておくれ。みんなの書き込みはちゃーんと読んでるからねー。

 

昼から仕事。B・G・MにCCBと沢田研二を聴きながら原稿の仕上げ。私は小六からジュリーのファンで、中学・高校の時は、関東地方のコンサートを追っかけていてこの時期沢田は内田裕也とも仲良しだったので、なぜか裕也ファミリーのバンドも追っかけていたりしていたのだった。年末のニューイヤーロックフェスはつらかったよ(だってコンサート時間が長いんだもん)。しかし! ライブの時ステージまで上がり込んで、抱きつくほどホレてた男は近田春男だったのだ。それから10年後ぐらいに近田春男氏本人にお会いすることがあって「ツバキハウスのライブで抱きついた女は私です」と告白した。私はあの小さな男近田春男の脳みそにホレていたのだった。

あの行動力はいったいなんだったのだろう。何が私をそんなモノに走らせていたのだろうか?
(ヒマだったのか?)


1月30日(日)

夕方、オヤジのパジャマを持って病院に行く。ここ数日私は必ずショート・ケーキだのプリン・アラモードだのエクレアだのを持って「オヤジ! この菓子を喰いたくば、ごはんを食べろ!」とほとんど馬の鼻面にニンジン状態で食事をさせている(半分以上私が口まではこんでいる、ヒナどりの口の中にあおむしをいれる母どりのよーだ)。「ああ今日は娘さん、なにを持ってくるのかな?」と、患者の家族やヘルパーや看護婦の注目のマトである。オヤジも美学のあるジジイなので美しくかわいらしい食べ物が好きらしい(とゆうか年とって子供っぽくなってるだけかも)。

病院に行く電車の中でポール・ギャリコの「ジェニィ」を読み始めた。ある日突然猫になってしまった男の子のお話だ。ものすごく面白い。


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