10月8日〜10月14日の日記
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10月14日(土)

…あ…また仕事の忙しい波が来てしまった。このまま月末まで「ノンストップ仕事」なんだケド…大丈夫か?
26日のルー・リードのライブは絶対行くぞぉー。

のーてんきマーくん(40才)が、恋人と一緒にニューヨークに旅行に行くらしい。
WWFカフェのおみやげ心よりお待ちしております。


10月13日(金)

この数週間、なんとなくモコ・ママの事が心配で、今日実家に顔を出した(歩いて15分のトコにあるのに、めったに帰らない薄情な私)。

築40年のボロボロな家。
電話がない(つけてもすぐ電話線を抜いちゃう)。今時東京じゃ許されないはずの、どっぽん便所(そのお便所にはヤモリが住んでいる)。

去年から住み着き始めたチュー助(ねずみ)もいる。はっきりいって、バケモノ屋敷だ。

モコ・ママとモコは、おたがい恋しがるクセに、会えばどなりあいのケンカしかしない、変な親子だ。私は自分のことをマザコンだと思っている。それは世間一般で言われている、母親離れできない息子とはちょっとちがうが、とにかく「愛憎」で固く結ばれているので、母親のことが気になってしょうがないのだ。
母親の方でも同じように思っているらしい。昔から口グセは
「自分が産んだとは思えない憎らしい子供」
少女期にこの言葉につまづいた事もあったが、今ではギャグとして笑いながら、そしてやはりムカつきながら、どなりあいをしている。

母親の性格が許せん! と思っていたが、最近私は母親と同じ性格であることに気がついてしまった(うぉーやだ!やだ!)。


10月12日(木)

3時にモコ・オヤジの病院に行った。

先週、仕事が忙しくて行けなかったので、オヤジ宛てにファックスを送っておいたのだが、そのファックスはオヤジに届いていなかった。
ナース・ステーションにきいても話にならず、受付にきいても同じだった。これからはファックスする前と後に電話で確認しようと思った。

そしてオヤジは2日前にろうかで転んで左目のまわりがパンダちゃんになっていた(青タンを通り越して黒タンだった)。まゆ毛部分にたんこぶまでできている。

なぜこの病院は私に連絡しないのだろうか?
大したコトはないのはわかるが、転んで目の周りがパンダなのに…べつに転んだコトを病院のせいにするつもりなんか私にはないのに…(連絡しないって、そういうコトを恐れてるんだろうな…)。

パンダちゃんなモコ・オヤジ、今日の頭の回転は素晴らしかった(打ち所が良かったのか?)。
カタカナとひらがなの書き取りを楽勝でこなしたので、2桁のたし算と引き算をやってみた。繰り上がるところでまちがえた。ちょびっと難しかったらしい。
あと「アイウエオ」の発音もやってみた。
う〜む「ア」しかわからん。


10月11日(水)

仏滅である。そして2回目の結婚記念日だ。ちなみに2年前、式の当日も仏滅であった……(夫婦そろってぜんぜん気にしていない)。

今日は夕方から、西田屋ちんころりんさんと、漫画家の葛原ANIさんも良く行く、秋葉原のオーディオショップのリニューアル・オープニング・パーティーがあって、一緒に行った。

みなさん星の数ほどあるオーディオ製品の製品名をしゃべるので、私にはちんぷんかんぷんだ。
「あぁ、トロイカはいいですよ」
???どうやらトロイカという名のレコード針のコトらしい。
「レコード針でいいじゃねえかよっ!!」
私は暴れだしそうになったが、映画やアニメにタイトルがあるように、オーディオ機器にも名前があるのだ。
「熱帯魚でいいじゃねぇかよっ!!」
と叫びたくもなるが、お魚にも種類と名前があるのとおんなじかな。

なぜか私はオーディオショップでアピスト(熱帯魚)と陸ガメとヤモリの話で盛り上がっていた。


10月10日(火)

宿で朝ご飯を食べて、10時にチェックアウト。

帰りの電車は2階建て「MAX」だ。
私は上野で降りて帰路に。西田屋ちんころりんさんは、東京まで行って会社に向かった。
2時半に家に帰った私は、そのまますぐに仕事。残りあと5ページの仕上げだ。

あわてまくったが、夕方の6時に渡すコトができた。はぁ〜やれやれ。

猫にお留守ばんをさせて、二泊三日は初めてのコトであった。私のいない間にドロちゃんは「オレ様」な猫になっていた。居間のテーブルの上でエラソーな態度になっている。
でも、いもちゃんもドロちゃんも、帰ってきてしばらく、ペットリと私にはりついていた。
魚たちも元気な様子で、よかったよかった。


10月9日(月)

私たち夫婦はこの宿を「カメムシの宿」と名付けた。

今日は夕方にロープウェーに乗って、「あるぷの里」に行った。
それ以外は部屋の中でゴロゴロしていたが、自分の家以外でゴロゴロすると、キンチョーするコトがわかった。


10月8日(日)

朝8時起床。昼の1時まで原稿の仕上げをやっていたが…終わらない。あと5ページひぃぃ〜〜。3時には家を出て4時の新幹線に乗るのにィ〜。

私は後5ページを残して、部屋の掃除と猫トイレのそうじと、台所の洗い物を大いそぎで片づけて、旅行カバンにパンツ2枚、シャツ1枚、ゲームボーイ1台を詰めて、3時に出発した。
夕方の6時には宿に着いていた。近いぞ新潟!

宿の裏はすぐ山ということもあってか、私たちの部屋には大きなカメムシが7匹もいた。6畳と4畳半の部屋があったので、4畳半の部屋にカメムシを追い込むべく、そっちの部屋だけに明かりを点け、暗がりでごはんを食べていた私たち。そこにおふとんを敷きに宿のおじさんが来て、この異様な光景を見て言葉を失っていたので
「か…カメムシを追い出し中なんですっ!!」
あわてて言い訳をした私だった。
おじさんも大きなカメムシを見ながら、
「この季節、ものすごくたくさん出るんだよね。茶色と青の二種類のヤツがいるんだけど、東京にもいる?」
と訊かれたので
「赤いもようの入った、小さなヤツがいます」
と答えた。
おじさんは
「生きてるヤツもくさいけど、死んでひからびてもくさいんだよ。コレは…いじらない方がいいよ」
と言って、フトンを敷いて出ていった。

うーむ。くさいなら追い出すの手伝ってくれよ。


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