2000年1月1日〜1月8日の日記
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1月8日(土)

午後2時半に病院に行く。またもやヘルパーさん達に、やれタオルがないだの、パジャマは冬用を用意してくれだの、はいてるリハビリ用の運動靴が汚いから洗ってやれだの言われる。主婦のパートタイマーおばちゃん達で、こぉゆう事を言うのが仕事なんだと思い、ニッコリ笑顔で「まだせんたくものがかわいてないんですよぉ〜」と答えてやり過ごす。病院内でタオルを4枚洗って、干すトコがないから、オヤジの点滴スタンドに干してきた(笑)。

オヤジにレモンケーキをさし入れしたら、そのまんまナース・ステーションに行って、お気に入りの看護婦にあげてた。その時の顔が「これ…ほんのオレの気持ちだよ」って、口説いてる顔になってて苦笑した(オヤジはしゃべれない分、表情で語るんだよ)。

1月7日(金)

お義姉さんがアシスタントに来てくれた。夕方はお義母さんまで様子を見に来た。キ…キンチョー(うそ)。これって家内制手工業(マニファクチュア)? 2月の確定申告をお義父さんに手伝ってもらうと、マジでそうなってしまうよーな気がする。このさい、会社にするか!

でも会社にするほどには稼いでないんだよなぁ。私はとにかく自分の背負う荷物は小さく、軽くして、いつでも逃げれる用意をしてしまう…。そんな人世をあゆんできたせいで「会社を自分で作る」なんてぜんぜん考えられないのだった。

夜、早めに仕事が終わった。ポケモンするぞー! ピッチューゲットだぜ(ピッチューはピカチューの進化前の姿)。


1月6日(木)

ひたすら仕事(ネーム)。久しぶりにエンピツを持ったら漫画の書き方を忘れていた。16年間も漫画を描いていても10日ペンを持たないと忘れてしまうとは情けない。仕事以外にもやらなきゃならないコトが山積みなのに……。どーしてこんなに忙しいのに私ったらまいたけとタケノコの炊き込みごはんつくって、カルビを焼き肉のタレにつけ込んでいるのだろう?

あー忙しい。ポケモンやりたいのをぐぐっとガマン。

1月5日(水)

西田屋ちんころりんさんの兄嫁、理華ちゃんが(ちゃんづけで呼んでよいのだろうか?)アシスタントに来てくれた。台所の洗い物や猫のトイレも片づけてくれた。かっぽう着姿で原稿に向かう姿がなんともいえずたのもしい。「ぼのぼの」に出てくるシマリスのお姉ちゃんみたいだ(さすが元高校教師!)。

私はといえば時間がない! などと言ってるクセに「ポケモンの金」をやり始めてしまった。現在32番道路で迷子中。ああ、技マシンの「いあいぎり」はどこにあるの?

赤・緑・青バージョンで覚えた151匹のポケモンに、更に新ポケモンを覚えねばならんとは! ポケモンは修行のよーだ!私の趣味はすでに苦行だ。

古本屋で見つけたロバート・フルガムの「気がついた時には火のついたベッドに寝ていた」を少し読む。私はこの作家のファンで、この2作目だけ買いそこねてたんだよね。

みなさんにおすすめなご本は、アクセル・ハッケ「ちいさなちいさな王様」。講談社から出ている絵本です。むちゃむちゃカワイイよ。生まれたときすでに大人で、年とるごとに小さくなっていく王様のおはなし。

うーん、こぉいうネタは早く趣味のコーナーで語りたいんだけど…もう少し待っててね。


1月4日(火)

3日の早朝から吐いては寝、寝ては吐くというゲロゲロな一日(たぶん寝不足の過労だと思う)。

しかし! もともと丈夫(?)な私は、丸一日傷ついたケダモノのように眠ったらケロリと復活! 今日はいつも通りに戻って、夕方病院に行き、夜ごはんはサムゲタンを食べた。にわとりさんのお腹にごはんが詰めてある、スープで食べる雑炊(おじや?)とてもおいしかった。

病院の帰り、ついうっかり「ポケットモンスター・金」を買ってしまった(ゲームする時間がどこにあるんだ? このあたい)。電車の中で「大使閣下の料理人・4」「エヴァンゲリオン・5」を読む。

P.S. ゲロゲロな日に西田屋ちんころりんさんにご迷惑をかけた。ごめんね。


1月3日(月)

一日寝て暮らす。夕方西田屋ちんころりんさんが作ってくれたおにぎりとみそ汁を食べる。そしてまた寝る。

(代筆・にしだや)


1月2日(日)

午前中オヤジを病院に送り届ける。甥がたまたま実家に顔を出していたので手伝ってもらった。よく働いてくれたので、大変助かったが、「おばさん、おばさん」と連呼されまいった。

夕方から毎年恒例新年会。今年もたくさんの人々が集まった。西田屋ちんころりんさんは、酔っぱらってそうそうにリタイヤ。私も疲れが出たのか完全にグロッキー。

(代筆・にしだや)


1月1日(土)

今日は西田屋ちんころりんさんの実家に顔を出した。お義父さん、お義母さん、お義兄さん夫婦。私たちも含めて3組の夫婦がそろうとなかなかにぎやかだ。

まんがくらぶにかいている「テンちゃん」という作品は今から8年前、1992年に連載を始めていて、その時私はまだ独身だった。まんがの中のテンちゃん夫婦は私にとって「あこがれ」と「理想」だったりするのだが、なんと自分の結婚がテンちゃんに近いものだったのでビックリしている。

テンちゃんの中のととさま、かかさまの家族は、わからないコトがあると、わらわらと辞書を引いて調べ始めるのだが、西田屋ちんころりんさんのおうちの人々も同じなのだった。

テンちゃんとゆうまんがをかくと、現実があとから付いてくるみたいなトコがあって、なんだかものすごく不思議だ。うーむ。

P.S 西田屋ちんころりんさんが「うさじい」を買ってきた(うれしい)。毎日猫にけっとばされて、日に日に毛まみれになっている。


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