平成30年

5月に業界の大先輩が亡くなり、6月に将来有望な若者が亡くなり、8月には業界の後輩が亡くなった。
奇しくも、というか3人とも山関係でお付き合いがあった方。若い二人は山で亡くなった。
いいこともたくさんあったんだけど、平成30年はそんな年になってしまった。
新しい年がいい年でありますように。

三宝山 甲武信ヶ岳(二日目)

二日目。十文字小屋の食事は5:30。夕も朝も5:30だそうですw。
朝ご飯に名物の「きのこ汁」出ました。地元採集物です。ただ当日は晴れ続きでイマイチだった模様w。

天候はあいにくの雨。夜半から降り始めてて、動き出す頃にはやんでくれないか…と何の根拠も無く期待してたのですが、ダメでした。完璧に雨(笑)。
そのまま下山すれば2時間弱で駐車場なんですが、まあ午後にはやむだろうと、雨具着て三宝山に向けて出発。多少ダラダラして7時前。。そこそこ降ってますが視界は良好。

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今回最初の鎖場。ここ超えると最初のピーク「大山」です。ここはなかなかの眺望。

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晴れてれば(笑)。ただけっこう明るくなってきたので、先に期待は持てます。

続いて「武信白岩山」、こちらは山頂登山禁止。禁止されてなくても、とても登れそうに無い岩山でした。

このさきけっこう高度下げさせられて「もったいない…」の声しきり。稜線歩きは当然登りの方が体力的にはキツいんですが、下ったらまた登らなきゃ行けないのがわかっているので精神的にキツい。

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 尻岩。ここが一番低くて、ここからは今回の本命三宝山への登りです。
それなりに距離はありますが、特別危ないところはありません。ただ稜線の場所によって風がきつい。

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 というわけで「三宝山」山頂到着。一等三角点があります。
雨はほとんどやみました。風が強い…そして眺望ほとんど無い(笑)。頂上広場の片隅にちょっとした岩場が有り、ここに乗ると甲武信ヶ岳が見えました。

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 手前に見える岩山が、三宝岩。ここは眺望が良いと、小屋で同宿のご夫婦の奥さんに教えていただきました。

さて、今回の目的地である三宝山制覇。ですがまだまだ今日の行程は道半ば。三宝山をあとにして甲武信ヶ岳に向かいます。
数分で三宝岩の入り口があるはずなんですが……案内が無い(笑)。三宝山と甲武信ヶ岳の行き先案内の標識が立っているのですが、その裏に獣道のような道が付いていて、そこを入っていくと数分でつきます。

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 三宝岩到着。見晴らし良いのはこの左側の岩の上…のようですが、強風で断念。
「甲武信ヶ岳」に向かいます。ここからはまたしばらく下って(Mottainai!)、あとはひたすら登ります。三宝山からは1時間足らず。けっこう疲れがたまってきましたが、何とか到着。

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 標識デカすぎ(笑)。
甲武信ヶ岳山頂は眺望良いです。雨もすっかりやみました。しばらく一息入れましたが、ここも風強いので早々に撤退。甲武信小屋はここから10分ほど下ったところにありますが、遠回りなので下山ルートへと向かいます。

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下山ルートは 直下が岩場なんですが、ここはさらに強風。これはヤバい。
登りの女性二人組がめげそうになっていたので、「もうあとすこし、山頂は風ないですよ」と、ちょっと嘘ついて励ます(笑)。まああの斜面に比べれば無風も同然だったんで良いでしょう。
岩場超えるとしばらくは稜線。そのまま行くと国師ヶ岳を経て金峰山へと至ります。毛木平への下山路の分岐でコーヒー入れて大休止としました。

山と高原地図によるともうちょっと下に千曲川源流碑、があるとあったのですが、水場のマークが無かったので分岐で休憩にしたのですが、休憩終えて行ってみたら見事な水場(笑)。
なんだよここでくんだ水でコーヒー飲めたじゃん、と思いつつも、千曲川源流最初の一滴(?)をいただく。

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 きれいなわき水でした。きれいすぎて水沸いてるように見えませんが…。

さて、あとはひたすら、源流沿いを下るのみ。下る…下る……下る………長い。
風景変化に富んでいて素晴らしいんですが、とにかく長い。
源流碑から15分くらいのところで老夫婦とすれちがいざま
「もう源流着きますか?」
と尋ねられ、
「ああもうちょっとですよ」
と、またちょっと嘘ついたかと思ってんですが、全然嘘じゃありませんでした。その後駐車場まで約4時間。良く登ってきたなあのご夫婦。

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 「滑滝」到着。まだ1時間以上残ってます(笑)。

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 この辺で青空も出てきましたが、そろそろ日没も頭に入れなきゃいけない時間帯に突入。
とはいえなんとか4時前には駐車場に着きました。7時出発として所要時間約9時間。長かった。
カッパ脱いで軽く着替えて帰路へ。ほぼ乾いていたのはで帰り支度としては助かりました。濡れてると濡れてる物と乾いてる物分けておかないといけないので、けっこう手間です。
帰り支度終えて走り出すとほぼ日没。これも助かった。暗い中だといろいろ大変。

帰りは湯沼鉱泉旅館で入浴、と思っていたのですが、行ってみたら「お湯たまってない」と言われ(笑)、駐車場で飼われていた「川上犬」ちょっとかまって先へ進みます。

途中、十文字小屋でお勧めされた地元の激安スーパー、ナナーズへ。定食がボリューム満点で500円、と聞いてましたが、残念ながら食事はもう終わってました。地元産のレタスとか、なぜかホットでも一本58円、と異様に安い缶コーヒーとか仕入れます。敷地内にはパタゴニアが出店している謎のスーパーでした。
その後は湯沼鉱泉で紹介してもらったヘルシーパークかわかみで入浴。温泉ではないんですが、村民300円、村外からもなぜか300円と激安の入浴施設。このあたり岩登りのメッカでもあるので、いかにも「岩」な方々が数多く訪れてました。食事もここの食堂で済ませ帰路に。

帰路は上信越自動車道-関越経由で帰宅。「南佐久」という聞いたこと無いインターから乗ったと思ったら、建設中の中部横断自動車道でした。佐久小諸ジャンクションまでの短い距離でしたが、現在は無料でちょっと得した気分(笑)。
その後は連休中日にもかかわらず、渋滞も無くすんなり帰宅。

久々の山中一泊登山、二日目が長く、体力的にはけっこう厳しい登山となりましたが、十文字小屋は「ここ泊まってよかった」。と思わせてくれる小屋でした。甲武信小屋に泊まった方が楽なのは間違いありませんが(笑)。シャクナゲの季節にまた行きたい、そんな山行となりました。

三宝山 甲武信ヶ岳(一日目)

県最高峰シリーズ、ということで埼玉県最高峰「三宝山」行ってきました。
小学校6年生の途中から中/高と埼玉県で教育を受けてきましたが、最高峰が「三宝山」という山だとは知りませんでした。習ってたのかもしれませんが(笑)。
調べてみたら、昭和50年代に県境が変更され、それまで長野県だった山頂が埼玉との県境になり、それまでの甲武信ヶ岳(2475m)にかわり、2483mの三宝山頂が埼玉県最高地点になったとのこと。
メンバーは奥さんとよっちさん、久々に3人揃いました。

最短ルートは長野県の川上村から。埼玉の山登るのに、東京を出発して中央道経由、神奈川、山梨、を経て長野県からのスタートです。
川上村は世帯平均収入2,500万円、で有名になったレタスの村。かなりの大規模な農地がひろがり、ランボルギーニのトラクターがあちこち走ってました(笑)。

連休初日と言うこともあり、登山口の毛木平駐車場は満車状態でしたが、脇に止めてお昼食べてる間に一台出て行ったので無事そのスペースに車を移動して出発。

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バス利用の場合はこちらから。毛木平まで1時間くらいか。

山中は手が入っていない原生林の趣で、今までの(数少ない)経験に照らすと、雲取山に近いイメージ。登山口までのルートがまるで違うので雲取山のことは忘れてましたが、中入ってみるとさすがおなじ山系の隣の山(笑)。

意外にすれ違う人もそれほどおらず、2時間ちょっとかかって本日の目的地「十文字小屋」に到着。まだちょっと早いので、眺望を求めて徒歩15分ほど先の「カモシカ展望台」にむかう。

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薄曇りで登山には最適だったんですが、風景はやはり快晴の方が良いです。とはいえ紅葉もそこそこ進んでいてなかなか良い風景。
十文字小屋のある十文字峠は、シャクナゲの群生地として有名なようです。カモシカ展望台に行く途中にはシャクナゲを堪能できる「乙女の森」という場所がありますが、この季節は満開のシャクナゲを想像するのみ……。

十文字小屋入って荷ほどき。寒い(笑)。
薪ストーブの火が回るまでしばらくかかるようで、夕食時までには暖まってきました。
同宿者はソロ男女各一とご夫婦一組で計7名。併設のテント場には3組ほどテント張られてました。
夕食はポトフとか鮭のホイル焼きとか、小屋主が女性ということもあってか、良い意味で山小屋的ではないふつうの家庭料理。美味しかったです。

食事後は男性ソロの方が持ち込みの焼酎ご相伴にあずかりつつ、山小屋といえばやっぱり山の話に花が咲きました。
小屋主は200名山チャレンジしてるとかで、他の山行きまくってました。山小屋の主が他の山行きまくるというのはけっこう珍しい。
同宿のご夫婦も「年間40座くらい…」って、それ毎週じゃん(笑)、という山好き。女性ソロは岐阜から電車で。男性ソロは埼玉県側から沢沿いに…と、一癖も二癖もある方ばかり。
この小屋、毛木平から甲武信ヶ岳、三宝山と巡る周回ルート上なんですが、ちょっと中途半端な位置で、中間地点あたりの甲武信小屋利用の方がほとんどです。そこをあえてここ選ぶ、というわけでやっぱりちょっと変わってるのか? と妙な納得をしたのでした。
ちなみに我々がここ選んだのは「こっちの方がすいてんじゃね?」という。まあその通りでした(笑)。でもこのくらいの人数だと数時間で親友同然(いいすぎ)、楽しい夜になりました。
まあ、ルート的には翌日ちょっと後悔することになるわけですが……。

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