高瀬ダム

多忙を極めて夏休みもとれず、やっと休めると思った9月の三連休も同僚の尻拭いで出勤となったというよっちさんと、NEXUS7を発表日の朝Googleに注文したら配送ミスでいつまでたっても届かず、諦めてヨドバシカメラで予約したら翌日Googleから届いたといういのうえさん。トラブル(とりあえず)解決祝いということで、行って来ました高瀬ダム。

初日は10/7(土)、昼過ぎに家を出て、中央道経由で一路長野県大町市を目指します。当日は着いたら食べて寝るだけ、ということで宿泊先はよっちさんおすすめの木崎湖キャンプ場。大町市内からすぐの距離にありながら、静かな湖畔でとてもいい環境。そして、「おねがい☆ティーチャー」というアニメの舞台となったことにより聖地化していることで最近は有名なキャンプ場のようです。キャンプ場の駐車場は痛車だらけだし、隣の温泉施設「ゆーぷる木崎湖」にも痛車、そして館内にもポスターや複製セル画の展示など、なかなか痛い。さすがよっちさんおすすめ。

食事はバンガロー内でよっちさんが鮭めし炊いてくれて、その他スーパーで買ってきた食材、おつまみなどで宴会がてら。ふと外でたら近くのバンガロー前ではタープ張ったその下にスクリーン設置してアニメ上映会してました。うーん、すげー。

朝起きて撤収時にはキャラクター絵入りの抱き枕(※エロ注意)を車に運ぶ風景も見られてなんか得した気分(笑)。別に大声で騒いだりするわけでもないので、生暖かく楽しませてもらいました。

というわけでやっと出発。
近くのコンビニでお茶飲んでたら近所の犬の散歩の方が
「これから黒部?」
と声かけてきました。やはりこのへんは黒部の方に行かれる方が多いようで。高瀬ダムは紅葉の季節まではあまり人は来ないようで。

高瀬ダムは発電用のダムということもあり、同じ水系に3つのダムが連続して作られており、その最奥に位置します。というわけでまずは最下流の大町ダムから討伐に。

道走ってたらいきなり出ました。ここは国交省管轄。
堤の上に上がると資料館があってダムカードゲット。 今回はダムカードは期待していなかったので思わぬボーナス。

大町ダムのダム湖、「龍神湖」。
信州の民話「泉小太郎伝説」 にちなんで名付けられたとのこと。
アニメ「まんが日本昔ばなし」のオープニングでおなじみの、龍に乗った少年の話です。

先が長いので車に戻り、次の七倉ダムへ。実は入り口見逃してしまい、上にある駐車場に直行してしまいました。戻るのもなんなので先に進みます。
自家用車で入れるのはここまで。七倉ダムの駐車場に車を停めて、タクシーで高瀬ダムへと向かいます。七倉ダムと 高瀬ダムは東電の管轄。話し好きの運転手「坂本さん」にいろいろ案内していただきつつダムの麓に到着。

高瀬ダム(下)に到着。堤の高さは黒部ダムに次いで日本二位。ロックフィルダムとしては日本一。なんかもうすごいです。広角レンズでゆがんでるってのも多少はありますが、人の小ささと岩の大きさ、そしてダムのスケール。なにがなんだかよくわかりません。

ここからはダムの堤を車でジグザグに登って行きます。堤の上が道路になってるダムはいくらもありますが、壁面を車で登れるダムがあるとは……。
ちなみに、外に見えている石が中まで積んであるわけではなく、まずはコンクリートのコアがあってその外に3層ほど、別の基材が仕込んであるようです。

再びタクシーに乗り込み、堤上に。坂本さんに教えていただいた、堤上にわざわざ作ったという「槍ヶ岳が見える展望台」に。

小さくてよくわかりませんが、中央部に確かに槍の穂先が。

ズームアップするとこんな感じ。確かに槍。

展望台の下にあるトンネルを抜けていくと、堆積物を運び出すトラックの作業場に行けるのですが、今回はパス。本日のもう一つのメインイベントである「湯俣温泉」を目指します。

湯俣温泉は、いのうえさんが高瀬ダム行きたいと言い出した時に、わたしが
「せっかくならここも」
と提案して、みんな乗ってるんだか乗ってないんだかわからないまま木崎湖まできちゃったんですが、「温泉トレッキング」という本を持って行って見せたりして説得(?)した結果、 やる気になってくれたようでみんなで片道徒歩3時間の行程を目指します。

坂本さんに堤の反対側までサービスで送って頂き、いきなり1kmのトンネル歩き。直線で出口見えてますが、歩いても歩いても近づかない(笑)。既にここで多少心折れながらも、ひたすら先を急ぎます。天気は晴天、木陰が多く多少寒いくらいの絶好のハイキング日和。とはいえほぼ平坦な半舗装道路を1時間。そこから山道になりますがこれまた平坦。登らなくていいのは楽といえば楽ですが、飽きる(笑)。

結構良いペースで湯俣温泉晴嵐荘に到着。いったんここはスルーしてこの先の噴湯丘へと向かいます。

とここで、思わぬボーナス。高瀬ダム真のボスキャラ登場です。

調べたところ名前は無し。水量が多ければ堰堤の上を水が流れてさぞきれいだったことでしょう。けっこう古ぼけた設備がいい雰囲気です。

水俣川と高瀬川の合流地点で水俣川にかかっている吊り橋。ここから水俣川を遡上していくと北鎌尾根に出られ、そこから槍ヶ岳へと至りますが、尾根にとりつくまでも、尾根に出てからも苦難の連続。素人は足を踏み入れてはいけない世界。つか素人はすぐ戻ってくることになると思いますが。

この先にあるちょっとした岩場を降り、高瀬川を少し登ると目的の噴湯丘が見えてきます。もうもうと上がる湯気がすごい。

先端からは湯が吹き出しています。周りもどこ掘っても湯がわき出してきそうな気配。実際のそのとおりなのですが、昨今は岩がゴロゴロで手掘りする人はあまりいないようです。湧いてるところは熱湯なので、川の水と適度に混ぜれば入浴できそうな場所はありますが。

噴湯丘の手前は黒ずんでます。まさに「硫化物」といった風情。はっきり言って息するのもちょっと怖い感じ。

噴湯丘は川の向こう岸なので、渡河しないとたどりつけません。けっこう水量多くて水速い。そして冷たい。上流側に浅くなっている所見つけ、なんとか渡河。ぎりぎり膝のあたり。膝超えたら渡るな、とは上記のガイドブックの言。たしかにその通りかと。

ひとしきり遊んで晴嵐荘に戻り、ラーメンとかそばとか各々頼んで昼食。
結構いい時間だったので帰路を急ぎます。そして帰りもひたすら平らな道を3時間。完全に飽きました(笑)。

対岸から見る高瀬ダム左岸。正面に見える船窪岳(たぶん…奥が針ノ木岳か?)から川沿いに土砂が流入しているのがありありと分かる。

最後のトンネルを抜けると、出口に坂本さんが待っていた。順番があるので手振りで順番のタクシー呼んでくれて、七倉へと戻る。ここのタクシーは皆さんフレンドリーでいい人達でした。

七倉山荘で入浴して、忘れていた七倉ダムへ。車で堤下の駐車場に急ぐ。

ここもロックフィルダム。堤の壁面を道が通っていて、下の駐車場になっている広場へは堤の斜面を経由して行きます。薄暗い、というかほぼ真っ暗。写真右側に階段があって上まで登れるようになっていますが、今更行こうという人はいませんでした。

これで高瀬川系ダムついに制覇。
渋滞回避で帰りは上信越道-関越経由。当初電車動いているうちに帰れるか、という渋滞ぶりでしたが、10時過ぎに我が家着。軽くお茶飲んでよっちさんいのうえさんも帰宅。もう一回帰らなきゃいけないのは大変でちょっと申し訳ない。だからといって皆さん送り届ける気力はありませんが。

ひょんなことから突発的に出かけた旅でしたが、思わぬハプニングというか思ってなかった楽しみもあり、大変楽しかったです。高瀬ダムはいつかもう一度、もう少し他のダム見たあとで、行ってみたいと思います。